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不眠の漢方相談で、なぜ胃腸のことも聞くの?|広島市五日市・漢方白水堂薬局

9 時間前
読了時間: 5分

眠れないとき、漢方相談では寝つきや夜中の目覚めだけでなく、食欲、お腹の張り、便通、冷え、日中の疲れなども伺います。


「眠りの相談なのに、お腹のことまで?」と思うかもしれませんね。


漢方では、一つの症状だけでなく、その人の体全体の状態を見ながら考えるからです。

ただし、お腹の調子が悪いからといって、それだけで不眠の原因が分かるわけではありません。

医療機関での診断や治療も大切にしながら、暮らしの中で見直せることを整理していきます。


広島市佐伯区五日市の漢方白水堂薬局、薬剤師の高橋敦子です。


今回は、眠りの相談でお聞きすることと、相談前に整理しておくと役立つことをお伝えします。



まず、「どんなふうに眠れないか」を教えてください



同じ「眠れない」でも、困り方はそれぞれです。


  • 布団に入っても、なかなか寝つけない

  • 夜中に何度も目が覚める

  • 朝早く目が覚め、その後眠れない

  • 寝たはずなのに、休めた感じがしない


いつから続いているのか。

毎晩なのか、日によって違うのか。

昼間の仕事や家事にどのくらい響いているのか。


まずはそこから伺います。



きれいに説明しようとしなくて大丈夫です。


「夜になると不安になる」

「翌日のことを考えると焦ってしまう」という困りごとも、

そのままお話しください。



胃腸の話は、体全体を知るための手がかりです



食事は取れているか。

食後にお腹が張るか。便が緩いか、出にくいか。


こうしたことも、漢方相談では大切な情報です。


東洋医学には、消化吸収に関わる働きを「脾(ひ)」と捉え、気や血を養う土台として重視する考え方があります。

ここでいう「脾」は、現代医学の臓器である脾臓と同じ意味ではありません。


この見方から、眠りと胃腸を別々にせず、冷えや疲れ、食事の取り方などと合わせて考えます。


ただ、「胃腸が弱っているから眠れない」と一つに決めつけません。


食事や便通の情報は、体の状態を考える手がかりの一つです。



「何を食べるか」の前に、今の食べ方を振り返る

眠りによいと聞いたサプリや食品を、何か足したくなることもありますよね。


白水堂では、その前に今の食生活を伺います。


夕食や夜食の時間、食べる量、飲み物、食後の具合。

何を取っているかだけでなく、取ったあとにどう感じるかも大事にしています。


例えば、次のようなことを振り返ってみてください。


  • 夕食や夜食が、寝る直前になっていないか

  • 夕方以降にコーヒーや濃いお茶などを飲んでいないか

  • 眠るためにお酒を飲む習慣がないか

  • お腹が張る、もたれると感じる食べ方が続いていないか


厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、就寝直前の夜食を控えることや、カフェイン・寝酒に注意することが示されています。


食品を一律に禁止したり、食事量をむやみに減らしたりするための振り返りではありません。

今の体調と生活に合わせて、無理なく変えられるところを探すためです。


お米と温かい汁物を軸に食事を考えるのも、白水堂がご提案している方法の一つ。

ただし、それを食べれば眠れるというものではなく、必要な栄養や食べられる量も考えていきます。



相談前に、眠り・食事・お腹のことを短くメモする


相談のために、細かな記録を完成させる必要はありません。

分かる範囲で、次のことをメモしておくとお話ししやすくなります。


  • 眠り:布団に入る時間、起きる時間、夜中に目覚めるか

  • 日中:眠気、疲れ、集中しにくさ、気分の変化

  • 食事・飲み物:夕食や夜食の時間、カフェイン、お酒

  • 胃腸:食欲、食後の張りやもたれ、便通

  • 治療:受診先、飲んでいる薬、サプリ・健康食品


「よく眠れた日と、眠れなかった日で何が違ったか」が分かれば、それも教えてください。


記録を付けることが負担になるなら、覚えていることを話していただくだけで大丈夫です。



病院のお薬を飲んでいても、ご相談いただけます


処方薬を服用中でも、食事や生活についてご相談いただけます。

お薬手帳や、使っているサプリ・健康食品が分かるものをお持ちください。


薬を減らしたり、休んだりすることを相談の前提にはしません。

処方薬の中止・減量・飲み方の変更は、必ず主治医に相談してください。

漢方薬を検討するときも、現在の治療や服薬内容を確認します。


眠れない状態が続き、日中の生活に支障がある場合や、不安・気分の落ち込みが強い場合は、食養生だけで様子を見ず、医療機関に相談してください。



眠りだけでなく、暮らしのこともお聞かせください

眠れないことに、お腹の張りや食欲のなさ、冷えや疲れが重なっている。

そんなときは、それぞれを別の悩みとして切り離さず、お話しください。


漢方白水堂薬局では、症状の経緯や食事、睡眠、排泄などを伺いながら、その方の状態を考えます。

「何から話せばよいか分からない」という方も、まずは今いちばん困っていることからで大丈夫です。



お問い合わせ・ご予約


食養生についての考え方をもう少し読みたい方へ:夜の不安や不眠と、胃腸・食養生の関係を考えたnote記事


 
 
 

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